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広島1-5阪神」(7日、マツダ)
降りしきる雨を切り裂いて鳥谷の弾道が右翼スタンドに飛び込んだ。
九回1死一塁。左腕大島の3球目、自打球が右足に直撃。苦痛に顔をゆがめたが、そのまま打席に戻った。5球目、ストレートをフルスイング。自身初の20号は2ランとなった。
「いやあ足が痛くて余計な力が入らなかったのが良かったのかな。前の回にゲッツーでいい流れができていたから」
苦笑いを浮かべながらも、鳥谷らしくクールに振り返った。
真弓監督の就任当時から『3割20本塁打』をノルマに課せられてきた。いや、入団以来、その素材は高く評価され、いつ到達してもおかしくないラインと思われてきた。入団6年目での20発到達にも本人は「こだわりはないんでね」と興味を示そうとはしなかった。
それよりも「ヤクルト戦に勝てるように頑張ります」と8日からのCS出場権を争うライバルに目を向けた。遅咲きの天才がようやく迎えた開花の時。巧打に一発もある3番打者がツバメ斬りでCS出場権をもぎ取る。
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